切出し小刀

 

私のスポンジ筆のうち古いものは2年以上も使っています。

これまで筆先がギザギザになったり、絵の具落し忘れなどでガビガビになったりと補修が必要になります。

当初はカミソリで綺麗に筆先の切込みができると思ったのですが、カミソリは意外とスポンジを綺麗に切ることができません。

そこで最も切れ味の良い刃物はなんだろうかと思い、切出し小刀に行きつきました。

街の刃物専門店に行き相談したところ、切出し小刀でも接ぎ木用の切出しは薄めにできているのでそちらのほうが良いでしょうとのことでそれを購入しました。

その時、刃付けという研ぎをすることで切れ味は増すでしょうと言われました。

そのままでも切れ味はよくそのまま使っていました。

小刀として幅が広めなので、もう少し小幅なものが欲しくなりオークションで探しもう一丁手にいれました。

 

写真上 梅心子接木小刀 幅22mm 刃渡47mm位

写真下 無銘      幅14mm 刃渡38mm位 青二(鋼)の刻印のに

 

ともに、切れ味抜群でスポンジの上で軽くすべらすだけで切れていきます。

片刃のため定規をあてて切るのに都合よくA4紙を半分のサイズにするのにも使っています。

 

 

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    暁佐智子 (火曜日, 28 11月 2023 22:44)

    はじめまして。
    こんばんは。日本花文字の会の暁佐智子と申します。
    「切り出し小刀」!
    そういう刃物があるのですね!
    私もカッターやらカミソリやらで難儀し、ヤスリもかけてみましたが使用感が悪くなるし、お手上げでした。
    探してみます!貴重な情報をありがとうございます。

    花文字の歴史も調べてらっしゃるのですね。私も気になっていて、篆書の鳥蟲体からの発展だろうとは思ったのですが、そこから今に至るまでの資料が見つけられなくて、保留案件でした。こちらのページで古い作品が見られて嬉しく思います。